これはスゴイ! ミントンの碗皿

皆様こんにちは。
ただ今、創美ネットショップ直結の合羽橋店では
「ヨーロッパ名陶名品展」を開催中です。
普段は在庫を置かないアンティーク商品なども
充実した品揃えです。
2月1日(月)まで開催なので、是非見に来てください。
そんな名品展商品から
とびっきりスゴイもの(高額なもの・笑)をご紹介…
アンティーク ミントン・パテシュールパテ①創美ネットショップ
アンティーク ミントン・パテシュールパテ技法の碗皿 1870年代
カップの口径7.5cm 高さ6.8cm 
容量は計測していませんが、薄手なので180ml近くあると見受けます。
値段も値段(詳しくは店頭で・笑)なので、実用品というよりは
コレクターズアイテムの類になろうかと。  でもスゴイ!!(。>ω<。)ノ
アンティーク ミントン・パテシュールパテ④創美ネットショップ
カップの見込みは上品なピンク色で塗り込められています。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ②創美ネットショップ
特別に照明を当てたわけでは有りませんが、キレイに色が透けて見えます。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ③創美ネットショップ
パテシュールパテとは施釉する前の素焼きの段階で素地に地色を塗った上に
スリップ液と呼ばれる泥水状の粘土を使い絵付けをする最高難度の装飾の事です。
スリップ液は塗り重ねられ、カメオ状になりますが
焼成することで磁器になり、透けて見える地色が繊細な模様を作ります。
1860年代にフランスのセーブルでルイ・ソロンによって考案されました。
1871年以降ソロンは英国のミントンに招かれ技法が伝わりました。
1990年頃には技法がマイセンにも伝わります。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ⑤創美ネットショップ
ソーサーには三方にパテシュールパテの装飾が施されています。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ⑥創美ネットショップ
装飾が施されている楕円形状は2.5cmほどの大きさしかありません。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ⑦創美ネットショップ
むーん、凄すぎてため息が出ます。(笑)
実はこの碗皿、ルイ・ソロン本人のサインが柄と一緒に施されています。スゴイっしょ?
かつての英国とミントン社の勢いが偲ばれる、とても贅沢な逸品。
究極のカップコレクションであります。

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